画像生成AIで料理写真は作れる?料理人が試して「使いたくない」と思った理由
画像生成AIで料理写真は作れるのか、現役料理人がChatGPTで実際に作って加工まで試しました。結論、思ったより美味しそう。でも、どこか気持ち悪い——不気味の谷。料理人の目に引っかかる「質感とテカリ」の正体と、それでも使いたくない理由を正直に書きます。
2026年8月8日(更新:2026年8月8日)
「画像生成AIで、料理写真って作れるの?」
気になったので、実際に試してみました。使ったのはChatGPT。ゼロから生成もしたし、写真の加工もしてみました。
結論から正直に言います。思ったより、美味しそうに作れます。 でも——料理人の自分は、使いたくない。 その理由を、順番に書きます。
正直、思ったより美味しそうに作れる
まず、率直な第一印象。「え、意外といけるじゃん」 でした。
ChatGPTで料理写真を作ってみると、パッと見はちゃんと美味しそう。加工のほうも、そこそこ整う。技術の進歩は、素直にすごいと思いました。素人目には、十分通用するレベルまで来ていると思います。ここは正直に認めます。
でも、どこか気持ち悪い——不気味の谷
ただ、じっと見ていると、引っかかってくる。どこか、気持ち悪いんです。
うまく言葉にできないのですが、いちばん近いのは「不気味の谷」という感覚。パッと見はOKなのに、よく見るとゾワッとする。「美味しそう」と「なんか変」が同居している、あの居心地の悪さです。見れば見るほど、その違和感が濃くなっていきました。
料理人の目に引っかかるのは「質感とテカリ」
じゃあ、具体的に何が引っかかるのか。自分の場合、はっきりしています。**質感と、テカリ(照り)**です。
料理人は毎日、本物の食材を見ています。肉の繊維、ソースの照り、揚げ物の油の乗り方、立ちのぼる湯気。そういう「生々しさ」を、いやというほど目に焼き付けている。**その目で見ると、AIの質感とテカリは、どうしても「なんか違う」「正直、キモい」**んです。
本物には、微妙なムラや、不揃いや、生々しさがある。でもAIの料理は、つるっとしすぎている。テカリも、どこか作りものめいて均一で、リアルなようで決定的に嘘くさい。この違和感は、たぶん料理をやっている人ほど強く感じると思います。
使えなくはない。でも「俺は使いたくない」
じゃあ、使えないのか。そう言い切るつもりもありません。イメージ用の挿絵や、雰囲気を伝えるだけの用途なら、通る場面はあると思います。技術としては、そこまで来ている。
でも、正直に書きます。俺は、使いたくない。
自分の料理は、本物を撮りたい。AIで“それっぽい料理”をでっち上げるのは、自分の中でどうしても違うんです。これは性能の問題ではなく、気持ちの問題。前に「人が作った料理は廃れない」と書いたのと、たぶん同じ根っこです。作れるかどうかと、使いたいかどうかは、別の話でした。
まとめ
- 画像生成AIの料理写真は、思ったより美味しそうに作れる。素人目には十分通用する
- でも、じっと見ると気持ち悪い=不気味の谷
- 料理人の目に引っかかるのは質感とテカリ。本物の生々しさがなく、つるっと嘘くさい
- 使えなくはない。でも自分は使いたくない。作れるかと、使いたいかは別
「AIで料理写真は作れるか?」への答えは、「作れる。でも、料理人の自分は使わない」。技術は認めます。ただ、料理の写真くらいは、これからも本物を撮っていきたいと思っています。
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