AIを使い始めたら最初にやるべき3つのこと|料理人が半年使って分かった順番
「AIを始めたけど、まず何をすればいい?」という人へ。プログラミング未経験の現役料理人が、半年AIを使ってきて「最初にこの順番でやればよかった」と思う3つを紹介します。目的を決める・無料で複数のAIを触る・丸投げしない。遠回りした自分の失敗込みで正直に書きます。
2026年7月28日(更新:2026年7月28日)
「AIを始めてみたけど、まず何をすればいいの?」
料理人をやりながらAIを使っていると、こう聞かれることが増えました。半年前の自分も、まさに同じ状態でした。だから、当時の自分に言うつもりで、最初にやるべきことを3つだけに絞って書きます。
先に結論です。
- AIで何をしたいか、ざっくり決める
- 無料で、いろいろなAIを触ってみる
- 最初から丸投げしない
順番も、この通りがおすすめです。理由は、私がこの順番でやらなかったせいで遠回りしたからです。
1. AIで何をしたいか、ざっくり決める
いちばん最初にやるべきなのに、私がやらなかったのがこれです。
正直に言うと、私は何をしたいか決めずにAIを触り始めました。 その結果どうなったかというと、「すごい」とは思うけど、で、自分は何に使えばいいんだっけ、とフワッとしたまま時間が過ぎました。今振り返ると、ここがいちばんの遠回りでした。
だから声を大にして言いたい。先に「何をしたいか」を考えたほうがいいです。 大げさな目標じゃなくていい。「献立の下案を作りたい」「原価計算を楽にしたい」「メールの文章を代わりに書いてほしい」——このくらいざっくりで十分です。
目的が1つあるだけで、触り方も、聞き方も、まったく変わります。 何をしたいか決まっていると、「じゃあこれを試そう」と手が動く。逆に決まっていないと、いつまでも「すごいけど、で?」から抜けられません。
2. 無料で、いろいろなAIを触ってみる
次にやってよかったのが、これです。ここは私、最初から正解でした。
いきなり課金せず、無料でいろいろなAIを触りました。 具体的には、ChatGPT・Gemini・Claude・Grok。1つに絞らず、複数を並べて使ってみたんです。
そのときやったのが、シンプルだけど効く方法でした。同じ質問を、全部のAIに投げてみる。 そして、自分の好みに近い答えを返してくれたものを、メインで使うようにしました。
これをやると分かるのは、AIにも「相性」があるということです。同じ質問でも、返ってくる答えのトーンや細かさが違う。どれが正解というより、自分がしっくりくるのはどれか、という話です。だから最初から1つに決め打ちせず、何個か触って、自分の相棒を選ぶのがいい。
課金の話は、そのあとで大丈夫です。無料と有料どっちがいいかは別の記事に詳しく書きましたが、結論だけ言うと、初心者のうちはまず無料でたくさん触るのが正解です。
3. 最初から丸投げしない
3つ目は、この連載でいつも言っていることです。
最初から全部を丸投げしない。 AIは、こちらが雑に投げれば雑な答えを返します。逆に、こちらが分かっていることを言葉にして渡すほど、返ってくる答えの質が上がる。ここはAIに専門知識を教える記事で詳しく書いたとおりで、壁はAIの性能ではなく、自分がどれだけ言葉にできるかでした。
だから、始めたばかりの時期こそ、AIに「質問させる」使い方を覚えてほしい。「これを作りたいんだけど、何が足りない?」と聞くと、AIが逆に質問を返してくる。そのキャッチボールをするうちに、自分の頭も整理されていきます。丸投げして出てきた答えを鵜呑みにするのとは、伸び方がまるで違います。
ありがちな失敗
最後に、始めたばかりの人がやりがちで、私も通った失敗を2つ。
- いきなり課金する:相性も分からないうちに払うのは早い。まず無料で複数触ってから
- 完璧なプロンプトを探し回る:ネットの「神プロンプト」を集めるより、自分の言葉で下手に聞いて往復するほうが、結局早く上達します
まとめ
- ①何をしたいかをざっくり決める … 私はこれを飛ばして遠回りした。目的があると触り方が変わる
- ②無料で複数のAIを触る … ChatGPT・Gemini・Claude・Grokを、同じ質問を投げて比較。自分の相性で相棒を選ぶ
- ③丸投げしない … 質問させる使い方で、AIと自分の頭を一緒に整理する
- 課金や難しいテクニックは、全部そのあとでいい
半年使ってきて思うのは、AIは最初のハードルさえ越えれば、あとはただの頼れる道具だということです。道具として使い倒し、核心だけは自分の手に残す。 その距離感を、始めの3歩で身につけておくと、あとがずっと楽になります。
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