開業を考える料理人が、店のコンセプトをAIと詰めてみた|譲れない軸だけは自分で持つ
開業の数字をAIに相談した続編。ドッグランカフェのコンセプト・メニュー・内装をAIと壁打ちした記録。愛犬を看板犬に、料理目当ての客も来る料理のしっかりしたカフェ、という芯を持った上で相談すると、AIのアイデアはざっと見ると全部よく見えて素材出しに最高。ただし絶対に譲れないところを変えてくる——でも「譲れない」と言えば記憶して尊重してくれる。やっぱりキャッチボールが効く。
2026年8月28日(更新:2026年8月28日)
昨日、開業の"数字"をAIに相談した話を書きました。今日はその続きです。数字の次は"どんな店にするか"——コンセプトやメニュー、内装まで、AIと一緒に考えてみました。
まず、自分がどんな店にしたいか
先に、譲れないビジョンから。
僕が開きたいのは、うちの愛犬を看板犬にしたドッグランカフェです。ただ、犬連れのお客さんだけの店にはしたくない。犬がいなくても、料理目当てで来てもらえるくらい、料理のしっかりしたカフェにしたい。ここは、自分の中で最初から決まっている芯です。
その芯を持った上で、AIと壁打ちした
芯を握った上で、AIにいろいろ相談しました。
コンセプトの詰め方、客単価を上げるためのメニューの一品、内装の方向性、席のレイアウト——思いつくものを片っ端から投げてみる。ひとりで唸っているより、はるかに早く話が進みます。
AIのアイデアは「ざっと見ると全部いい」
やってみて感じたのは、AIのアイデアは、さっと流し読みすると全部よさそうに見えるということ。
これは長所でも短所でもあります。全部よく見えるから、そのまま採用すると軸がぼやける。でも逆に、素材出しの相手としては最高なんです。まず量を出してもらって、そこから「これは合う、これは違う」と自分で詰めていく。この使い方がいちばんハマりました。
でも、「絶対に譲れないところ」を変えてくる
ひとつ、注意点も。
相談していると、こっちが絶対に譲れないと思っているところを、AIがしれっと変えてくることがあります。「料理をしっかり」の部分を、いつの間にか"カフェらしい軽さ"に寄せてきたり。放っておくと、自分の店じゃなくなる。
ただ、面白いことに、ハッキリ「そこは譲れない」と伝えれば、ちゃんと記憶して尊重してくれるんです。頭ごなしに押し付けてくるわけじゃない。伝えれば、ちゃんと軸を守ってくれる。
だから、ここでも「キャッチボール」
結局、いつもと同じ結論にたどり着きました。
コンセプトづくりも、丸投げじゃダメで、譲れない軸は自分が握って、広げる部分をAIに手伝ってもらうのがいちばんいい。AIが軸をずらしてきたら「そこは譲れない」と投げ返す。その往復で、ぼんやりした夢が、だんだん具体的な"店"の形になっていきます。
まとめ
- 開業の数字(前回)に続き、店のコンセプト・メニュー・内装をAIと考えた
- 自分の芯は、愛犬を看板犬に/料理目当ての客も来る、料理のしっかりしたカフェ
- AIのアイデアはざっと見ると全部よく見えるので、素材出しの相手として最高
- ただし絶対に譲れないところを変えてくることも。でも「譲れない」と言えば記憶して尊重してくれる
- 使い方はやっぱりキャッチボールが効く。軸は自分、広げるのはAI
数字も、コンセプトも、AIと話すと夢が一気に具体的になります。でも「どんな店にしたいか」の芯だけは、自分が握っておく。そこさえ手放さなければ、AIは開業を考える最高の相棒だと思います。
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