料理人がプロンプトを1ヶ月練習して変わったこと|AIの答えは「聞き方」で決まる
プロンプトは才能じゃなく練習で変わるのか。プログラミング未経験の現役料理人が、1ヶ月毎日AIを使い、言い方を変えて試し続けて分かったこと。変わったのは「AIが確実に答えを出せる聞き方」。ビフォーアフターと、今も難しいままの部分を正直に書きます。
2026年7月30日(更新:2026年7月30日)
「プロンプトが上手い人」と聞くと、なんだか才能の話みたいに聞こえます。でも私は、あれは練習で変わると思っています。
というのも、1ヶ月ほど意識して練習してみて、自分の聞き方が明らかに変わったからです。今日はその記録を、変わった部分も、変わらなかった部分も、正直に書きます。
やったのは「毎日使って、言い方を変えて試す」だけ
先に言っておくと、特別な勉強はしていません。プロンプト集を暗記したわけでも、講座を受けたわけでもない。
やったのは2つだけです。毎日使うこと。そして、同じことを、言い方を変えて何度も投げてみること。 「この聞き方だとこう返ってくるのか」「こっちの言い方のほうがいい答えが来るな」と、反応の違いをただ見ていく。それを1ヶ月続けました。
料理の火入れと同じで、回数をこなすうちに、なんとなく感覚がつかめてくる。プロンプトも、それに近い感覚でした。
変わったのは「AIが確実に答えを出せる聞き方」になったこと
いちばん変わったのは、これです。AIが確実に答えを出せるように聞くようになりました。
具体的に言うと、こういう違いです。
- 前:「Aってどう思う?」
- 今:「Aは1・2・3のどれがいい?」
最初の頃は、「どう思う?」みたいな、ふわっとした聞き方をしていました。そうすると返ってくるのも、当たり障りのない一般論。読んでも「まあ、そうだよね」で終わってしまう。
そこで、答えがハッキリ出るように聞くように変えました。選択肢を自分で出して「このうちどれ?」と聞く。範囲を狭めて、AIが逃げ場なく答えられる形にする。すると、返ってくる答えが一気に具体的になりました。
これは前に書いた言語化の話ともつながっていて、要はこっちが土俵を用意してあげるということです。「どう思う?」は相手任せ。「1・2・3のどれ?」は、自分が選択肢という土俵を決めている。決定権は自分が持つという話とも、地続きだと思います。
それでも難しいまま:「これがベストな聞き方か」は今も分からない
ただ、正直に書きます。この聞き方が本当にベストなのかは、今でも分かりません。
選択肢を出して聞くやり方は、確かに前よりいい。でも毎回、「もっといい聞き方があるんじゃないか」と思ってしまう。1・2・3で聞くより、もっと切れ味のある聞き方が、きっとある気がする。ここは1ヶ月練習しても、スッキリ終わりませんでした。
でも、これはこれでいいと思っています。言語化に限界がないのと同じで、聞き方にも終わりはない。「まだ上がある」と思えている時点で、たぶんまだ伸びる。料理の味決めと一緒で、「これで完成」と思わないほうが、うまくなり続けられる。
まとめ
- プロンプトは才能じゃなく練習で変わる。やったのは「毎日使う」「言い方を変えて試す」だけ
- 変わったのはAIが確実に答えを出せる聞き方になったこと
- 「Aってどう思う?」より「Aは1・2・3のどれ?」。選択肢という土俵を自分で用意する
- ただし「これがベストな聞き方か」は今も分からない。もっといい方法がある気がしてしまう
- でも、それでいい。終わりがないと思えているうちは、まだ伸びる
プロンプトが上手い人は、才能があるんじゃなくて、たぶんただ回数を踏んでいるだけです。毎日使って、言い方を変えて、反応を見る。それだけで、AIの答えは変わっていきます。道具として使い倒すほど、その道具は自分の手に馴染んでいく——プロンプトの練習は、まさにそういう作業でした。
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